当院の小児矯正歯科(予防矯正)では、
以下の3つの装置を使用します。
どの治療方法が最適かはお子さんの歯並びの状態や生活スタイル、性格によってもことありますので矯正専門の歯科医師による診断の上、ご提案いたします。
透明で目立たないため、見た目の抵抗があるお子さんにも受け入れやすい矯正装置です。※対象年齢7歳半頃〜
歯の内側に装着し、装置のネジをまわすことで、顎を広げます。歯が生えるスペースが少ない場合に使用します。
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置をつけ、取り外しができないよう固定式の装置を使った方法です。
治療期間はお子さんの歯並びの状況、使用する矯正装置によって期間は変動いたします。当院の平均治療期間は、矯正治療を開始してから終了するまでの期間で1年〜2年半です。
また、矯正治療が終了した後の、保定期間がおおよそ2年です。
※状況によって、期間は変動いたしますので、予めご了承ください。
保定期間とは、矯正歯科治療が終わった後に動いた歯を固定する期間です。
リテーナーという保定装置を装着することで、歯の固定を行います。
矯正歯科治療を終えたばかりの歯は、不安定で動きやすい状態になっているため、元の位置に戻ろうとします。そのため、そのまま保定をせずに放置すると、せっかくきれいに揃った歯並びが元の位置に戻ってしまいます。
リテーナーは、このような後戻りが起こらないようにして、きれいな歯並びを継続・維持させるために必要なものとなります。保定期間はお子さんの治療の内容や年齢によっても異なりますが、歯並びがきれいになったら終わり!ではなく、その後の保定期間も大切です。定期的に通院いただき状況を確認させていただきます。
※症例によっては、若干料金が変動になる場合がございます。
※通院ごとに装置の確認・クリーニングをおこないます。
※治療の進捗具合で、若干異なりますので、予めご了承ください。
お子さんの矯正治療において、
とても大事になってくるのが、
「ご家族のご理解・ご協力」です。
特に、取り外し式の装置で矯正治療を行う場合には、お子さん本人は、ご家族に対して「装置をちゃんと入れているよ!」と言っていたとしても、実際には装置を入れていないということも起こってきます。装置の着用時間は矯正治療期間に大きく影響します。本当に装置を入れているか、お子さん本人が前向きに取り組めるようなサポートと、親御さんたちが目で装着していることをしっかり確認することが大切です。
また、歯の矯正治療を正しく進めていくために最も重要だと感じていることは、
「お子さん本人が納得して、やる気になっていること」だと思います。
お子さん本人が矯正治療をする理由もわからず、ただ、矯正治療を受けさせられていると感じてしまっている場合、治療に前向きになれずに、効果を上げることができません。歯を動かすということは少なからず、お子さんにも負担がかかることだからです。
日常生活の日々のお声がけとして、「笑顔がかっこいい大人になろうね。」「大きくなったら歯がきれいな状態でいてほしいな」「虫歯にならないように、歯をきれいに整えて、今一緒に頑張ってみよう」といった前向きになれるお声がけをご家庭でもしていただくと良いと思います。
繰り返しになりますが、まずは、治療を受けるお子さん本人がやる気になることがとても重要です。綺麗な歯を見せて、思いきり笑える未来をつくるためにも、お子さんが矯正治療に向き合えるようにご協力をお願いいたします。